京都の有名な夏・お盆イベント♪

本格的な夏を迎えましたね。
8月、夏休みといえばご実家やおじいちゃんおばあちゃん、親戚の方の
お家に遊びに行くなどの思い出がどなたにもあるのではないでしょうか。
お盆にはご先祖様たちの霊が帰ってくると
いわれていますよね。
お盆では日本各地で数多くの伝統行事が行われています。

その中でも、今回は京都の夏・お盆イベントとして有名な「五山の送り火」をご紹介いたします。

京都の夏の夜空を彩る「京都五山送り火」は、お盆の精霊を送る伝統行事です。
13日から家に帰ってこられたご先祖様の霊をお送りするのです。
毎年8月16日の午後8時より約1時間、京都市内を囲む山の中腹に巨大な「大」（大文字山・
左大文字山の２つ）「妙・法」の文字、船・鳥居の形が相前後して点火されます。
これらは総称して五山の送り火と呼ばれており、５つの送り火はすべて京都市登録無形民俗文化財です。

東山如意ヶ嶽に灯される「大文字」で有名な送り火ですが、その起源が未だに不明なのですが
様々な諸説がありその中の1つをご紹介します。

江戸初期「能書家・近衛信尹」説・・・1662年に刊行された書物『案内者』の中に
「大文字は 三藐院記 （近衛信尹）の筆画にてきり石をたてたりといふ」の記述があることから
有力視されている説の一つです。

これほどに京都のお盆を代表する夏の行事であることにもかかわらず起源を表す
明確な記述が残されていないのはとても不思議ですよね。

五山の送り火は東山如意ケ嶽の「大文字」がもっともよく知られ、他に「妙・法」「舟形」「左大文字」「鳥居形」の五つを指します。

●大文字と左大文字
大文字も左大文字も使われている文字は「大」の文字であり、意味もおおむね同じの様です。
意味としては二つの言われがあります。
一つ目はこの世の構成する地、水、火、風の四大要素の「大」をあらわすという説。
二つ目は、一つ目の四大要素に空を加えた五大要素の「大」をあらわすという説。

更に左大文字については「大」ではなく「天」の文字であったという説から「天」そのものをあらわすと考えられています。

●妙･法
日蓮宗の二人の僧侶、日像が「南無妙法蓮華経」から「妙」の字を取り西山に描き、日良が「法」の字を取り東山に描いたと云われています。妙法には日蓮宗に帰依していた人を送るという意味があるようです。

●舟形
慈覚大師が唐からの帰路に暴風にあい命の危険にさらされたが、南無阿弥陀仏を唱えたところ無事に帰還したという故事にちなんでいると云われています。また「精霊船」と呼ばれる事もあり、船首は西方浄土に向いていて、精霊を送る為の船であるとも考えられています。

●鳥居形
弘法大師が石仏千体を刻んで開眼供養したのを機に鳥居形が作られたという説や、麓の愛宕神社の鳥居にちなんで鳥居形が作られた説もあります。
なお、五山の送り火の中でも最後に点火される鳥居形ですが、これは愛宕神社を表す形であり、京都に災い事が入らないようにするためと言われています。

●大文字
☆鴨川堤・賀茂川堤西岸。丸太町橋から御薗橋付近
☆白川通今出川周辺
特におすすめは京都御所です！広いので混雑を気にせず観覧できます。
 
●妙・法
☆高野川堤東岸、河合橋～松ヶ崎浄水場付近
☆北山通の松ヶ崎橋～京都ノートルダム女子大学付近
 
●舟形
北山通など
 
●左大文字
西大路通の西院～金閣寺付近
 
●鳥居形
☆渡月橋付近
おすすめは広沢池！同時に開催される精霊流しが池面を華やかにしとても幻想的です。

●金閣寺：混雑が少なくゆっくり観れます。
●京都駅ビル：観賞券が必要ですが全ての送り火を観覧出来る事で有名です。
●将軍塚展望台：京都の夜景で有名スポットで優雅に観覧しましょう♡
特におすすめはホテルでの観覧です！
送り火を観覧しながらディナーを楽しむコースなど
ホテルによって様々な楽しみ方をして頂けます。

京都の夏のイベントをご紹介しましたが、浴衣などをお召しになって優雅なひと時はいかがでしょうか？
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夜遅くまでゆっくりお楽しみ頂けるプランがございます(^^♪
楽しい夏をお過ごし下さい！

【この記事の著者】
レンタル着物岡本 本店
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