特集・コラム
嵐山の観光スポット・イベントにまつわる歴史をご紹介!|特集・コラム|着物や浴衣のレンタルは京都のレンタル着物岡本
嵐山~悠久の歴史と夜の幻想の世界
京都の観光名所として知られる嵐山。そんな嵐山では、渡月橋、三船祭・もみじ祭、鵜飼の遊覧など観光地として有名です。今回はそんな観光スポット・イベントをより楽しめる嵐山の歴史について、そして観光の際に活用をおすすめするレンタル着物店の店舗についてご紹介いたします。
名勝嵐山~大堰川、渡月橋の歴史
嵐山とは丹波山地の南東に位置する標高382mの山並みや渓谷など付近一帯を含めて嵐山と呼ばれます。中でも山並みを割って流れる大堰川のたたずまいは素晴らしく京都観光の拠点にもなっています。
この川は昔氾濫が多く5世紀後半ごろ秦氏が堰(せき)を設け水害を防いだことから大堰川(おおいがわ)と呼ばれるようになりました。
嵐山が桜の名所になったのは、建長7年(1255年)後嵯峨上皇が離宮亀山殿を造営された時、吉野山から桜を移してきたことに始まります。
「嵐山」の名の由来は諸説ありますが、その桜や秋の紅葉が風に吹かれて大堰川などに散ってしまった後の情景が、人の心の悲しさや荒々しさにどことなくつうじているようなところから、いつしかそう呼ばれるようになったとか・・・・。
もしそうだとしたら凄く詩的で情緒ある素敵なネーミングだと思いませんか。
その大堰川に架かる橋が渡月橋です。全長155mのこの橋は承和年間(834年~847年)弘法大師の弟子で法輪寺を興した道昌によって架けられました。当時はもう少し上流にあり法輪寺橋と呼ばれていたそうです。
渡月橋という名が登場するのはそれから約440年後。
平安時代初期満月の夜に舟遊びをされた亀山上皇がこの橋を眺めて
「くまなき月の渡るに似たり」
と評したことから渡月橋と名付けられたということです。
橋の上を月が渡っていく様子を橋の名にした古人のセンスに感嘆させられます。
このように嵐山は古くは平安貴族の別荘地であったため、現代でも下水道工事やマンション建設での掘削の際、新たな遺跡の発見も珍しくありません。
寺院跡、集落跡、生活用品の遺物が次々と掘り出されます。
このように平安時代の人々の気配が息ずく嵐山。
春の桜、秋の紅葉の素晴らしさだけでなく、歴史の奥深さも世界中の人々の心をつかんで離さない魅力となっている気がします。
水上の平安絵巻 三船祭ともみじ祭
三船祭は車折神社の例祭で毎年5月の第3日曜日に行われます。
昌泰元年に宇多天皇が嵐山で舟遊びをされたのが始まりで「漢詩」「和歌」「奏楽」の三隻の船を浮かべたことに由来します。
新緑あふれる5月の嵐山、大堰川において御座船(ござぶね)龍頭船(りゅうとうせん) 鷁首船( げきすせん)などたくさんの船 を浮かべ平安時代の舟遊びを再現します。
もみじ祭は、百人一首にも歌われている嵐山の紅葉の美しさを讃え、毎年11月の第2日曜日に行われます。
天龍寺船、野宮船、今様船、平安管弦船、など10数隻の美しく飾られた船が優雅な平安絵巻を大堰川の川面に再現します。
島原太夫道中や嵯峨大念仏狂言の上演などもあります。
幽玄の世界......イチオシ!嵐山鵜飼
清和天皇(849年~880年)の時代、宮廷鵜飼が起源になります
鵜匠が訓練した鵜を網で操り鮎などをとる漁法です。
現在、毎年7月上旬頃から9月下旬頃まで行われています。
日が落ちた渡月橋の上流に屋形船を浮かべ、かがり火が川面に揺れる幻想的な世界......。
鵜匠が風折烏帽子(かざおれえぼし)に腰蓑(こしみの)の昔ながらの装いで、見事な網さばきで匠の技をみせてくれます。
嵐山観光のクライマックスに着物や浴衣を着て風情ある貴重な体験をしてみませんか。
創業180年の老舗がプロデュースのレンタル着物岡本でお待ちしております。
翌日返却、ホテル返却もありますので夜までゆっくり楽しんでいただけます。
嵐山鵜飼見物へのご予約はこちら
嵐山通船~嵐山の屋形船
【この記事の著者】
レンタル着物岡本 京都駅西店
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最寄り駅:嵐電嵐山本線 嵐山駅/JR嵯峨嵐山駅
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