本日もたくさんのご来店ありがとうございました。
今日は、京都に息づくフランス文化をご紹介したいと思います。
京都は、神道の長である天皇の住まいがあり、仏教の大本山が集まっていたため、キリスト教徒の欧米人は立ち入ることができませんでした。
しかし1868(慶応4)年2月、日本政府によってイギリスやフランスなど各国外交使節が京都御所の紫宸殿へ呼び寄せられ、天皇への謁見が行われました。
その後、語学教育や産業発展のために欧米人が京都に移住。
また、明治時代~昭和初期には、語学や政治経済を学ぶ人のほかに、近代社会における仏教のあり方を学ぶ僧侶など、様々な分野の人々が京都からフランスへ留学しました。
そして、1927(昭和2)年、フランス政府が語学学校「関西日仏学館」を京都に設立。
日仏の文化交流の拠点となり、戦時中もフランス語教育を続けていました。
現在はアンスティチュ・フランセ関西と名を改めています。
ほかにも京都市には、パリ市との交流を表すイベントやモニュメントがあります。
今年は日仏交流160周年で、両市の友情盟約締結60周年という記念の年。
この機会に京都でフランス文化に触れてみませんか。
梅雨から真夏へと向かうこの時期は、お着物も袷から単衣、夏着物、浴衣へと慌ただしく変化していきます。
いろいろなお着物を楽しんでいただきながら歴史ある京の文化をお楽しみください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
八坂神社店 藤山