雨上がりの新緑に囲まれた庭先での着物姿は、
梅雨のはしりを感じさせる昨今、よりまぶしく、鮮やかに
映し出してくれています。
きょうは、6月2日・3日に平安神宮で行われる初夏の
京都の風物詩「京都薪能」を紹介させていただきます。
第62回目を迎える「京都薪能」は、東山に夕闇が迫り、
かがり火がたかれ始めると、特設舞台が闇夜に浮かび上がり、
炎の揺らめく中で行われる能・狂言は、荘厳な雰囲気を醸し出し、
幽玄の世界へと導いてくれます。着物姿でのお出かけで、
一層思い出深いものとなることと思います。
担当:本店元屋