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12月半ばも過ぎ、今年度も残り後少しとなりましたね。本日は、全国のさまざまな寺院で大晦日に響く除夜の鐘と、その中でも京都を代表する寺院 知恩院で行われる、除夜の鐘のプレイベント「除夜の鐘 試し撞き」をご紹介いたします。
除夜の鐘とは、大晦日の夜に寺院でつかれる鐘のことで、108回つくのが一般的です。人間には108の煩悩があるとされ、鐘を一打つくごとにその煩悩を一つずつ取り除き、清らかな心で新年を迎えるという意味が込められています。
知恩院では、大晦日に先がけて境内に特別な時間が訪れます。「除夜の鐘 試し撞き」では、本番さながらの所作で、重さ約70トンという日本最大級の梵鐘が打ち鳴らされます。僧侶17人が息を合わせ、1人が親綱を、16人が小綱を手に取り、力強い掛け声とともに鐘を撞く様子は、迫力に満ちています。その独特な撞き方と、身体の奥まで響く重厚な音色は、見学する人の心を強く惹きつけることでしょう。(※参詣者は見学のみとなります)
大晦日の本番を前に行われるこの試し撞きは、単なる予行演習ではなく、一年を振り返り、心を整えるための大切な儀式でもあります。一打ごとに響く鐘の音が、忙しかった一年の出来事を静かにほどいていくように感じられるかもしれません。
開催日:2025年12月27日(土)
時間:午後2時
場所:知恩院 大鐘楼
本番と同じ所作、同じ響きに触れることで、新しい年を迎える心の準備が、自然と整っていきます。大晦日の賑わいとはひと味違う、落ち着いた空気の中で味わう除夜の鐘。年末の喧騒から少し離れ、静かに耳を澄ませるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
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