本日もたくさんのお客様にご来店いただきましてありがとうございます。
2月の京都、節分が過ぎたところですが、今日はこの冬一番の寒さで雪が舞っています。ご来店のお客様方には、羽織やファー、ショールなどを重ねづけしていただき、充分に暖かくしていただいてお出掛けしていただいています。
さて、節分の次には初午(はつうま)の日がやってきます。初午は、お稲荷さんへ家内安全や商売繁盛などをお参りしに行く古くからある行事です。平安時代の清少納言も、伏見稲大社へ初午参りに行ったそうです。この1300年前の初午の日、伏見稲荷大社を創建した泰伊呂具(伊呂巨)が、お餅で作った的に矢を射ると、白鳥となって伊奈利山(現在、伏見稲荷大社のある稲荷山のこと)に飛んでいき、そこに稲が生えたそうです。この逸話にちなんで、伏見稲荷大社創建当初には、多くの人が五穀豊穣をお祈りしに来たそうです。
初午にお参りをすると良いとされるのは、伏見稲荷大社の創建に由来するということ以外にも意味があります。それは、干支の牛にとても良い意味があると考えられているからです。牛は方角では南、時間では午後12時(正午)、太陽が特に高いところにある時間帯で、日が燦々と照る陽気の盛んなことを意味します。初午の日は神聖な開運の日とされているのです。初午の日にお稲荷さんへお参りをすることを福参りともいうそうです。
初午の日に、伏見稲荷大社へ諸願成就に行かれてみてはどうでしょうか。
初午の日は毎年変わります。今年の初午の日は、2月9日(日)です。
明日もたくさんのお客様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ち致しております。
レンタル着物岡本 八坂神社店 林田