本日も、沢山のお客様にご来店頂きましてありがとうございます。
2月も、はや下旬。京都では、雪のちらつく寒い朝もありながら、日中の日差しに春らしさを感じるようになってまいりました。
梅の花が咲き始めていますね。もうすぐ、北野天満宮の「梅花祭」がございます。
北野天満宮は、平安時代の中頃に菅原道真公をお祀りしたのが始まりです。
宮中で活躍していた道真公は、無実の罪で大宰府に左遷されることになるのですが、都を離れる際、それまで手塩にかけて育ててきた庭の梅に、
「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」
という和歌を詠んでわかれを惜しんだといわれるほど、梅をこよなく愛したことでもよく知られています。
「梅花祭」が行われるのは、道真公の命日、2月25日です。900百年以上の歴史があるそうですから、梅花祭は、平安時代からずっと行われてきたことになります。
神事としての梅花祭とともに、よく知られているのが、天満宮の梅園で催される、上七軒の芸舞妓さんたちによる「梅花祭野点大茶会」です。天満宮の梅園には、50種、1500本もの梅が植えられています。花盛りの梅の木の下でお茶をいただくだけでも素敵なのに、間近に芸姑さんや舞妓さんが見られるのです。
お出掛けになられてみてはいかがでしょうか。
祇園からは、京都市バス「203系統」で、北野天満宮前下車。40分ほどで到着します。
明日も皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。
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