本日も雨の中たくさんのお客様にご来店頂きありがとうございました。
10月も半ばを過ぎ、寒暖差の激しい毎日ですが(^^;
虫の鳴き声や金木犀の香りに秋の深まりを感じます。
京都では何の日に何を食べると決め、
それを律儀に守る事をよしとする傾向がありますが
約千二百年の歴史と文化に育まれた京菓子にも
季節を感じる物がございます。
代表的なものにはお正月のはなびら餅、
6月30日の水無月などがございますが、
この季節、秋にいただく亥の子餅を紹介したいと思います。
旧暦の十月(亥の月)にあたる十一月最初の亥の日に食べるお餅です。
もともと宮中の年中行事に由来。
この日に餅を食べると万病を除き長寿を保つといわれ、
また多産のイノシシにちなみ子孫繁栄の願いも込められています。
また亥は陰陽五行説では水性にあたり、火災を逃れるという信仰があります。
このため江戸時代の庶民の間では、亥の月亥の日を選び囲炉裏やこたつを開いて
火鉢を出し始める風習ができあがりました。
また茶の湯の世界ではこの日を炉開きとし茶席菓子で亥の子餅をいただきます。
10月から11月にかけて和菓子店などでみかけることができる亥の子餅。
お着物での散策がてら探してみてはいかがでしょうか(^^♪♪♪
レンタル着物岡本には秋らしいお着物もたくさんそろっております。
ご来店を心よりお待ち申し上げます。
レンタル着物岡本 本店 岡田