本日もご来店頂き誠にありがとうございます。
7月ひと月を通して行われる祇園祭ですが、
多くの方がイメージする祇園祭の風景といえば
山鉾巡行と、それに先立つ宵山の夜でしょうか。
動く美術館とも呼ばれる山鉾が都大路を練り歩く巡行は
伝統工芸の粋を集めた山鉾の動く姿に多くの見物客が集まります。
山鉾が動く美術館とも呼ばれるのは、その懸装品の美しさから。
懸装品は前掛、胴掛、後掛、水引、見送などと呼ばれる染織品です。
江戸時代の物が多いですが、
山鉾の各保存会には一部残存するさらに古いものもあります。
その多くは舶来品で、インドやヨーロッパから来たものも。
古都京都の誇る伝統行事で、舶来品を見る事ができるというのも面白いですよね。
懸装品は貴重な物が多く、古いものは新調したり、
残念ながら散逸してしまったものは復元したりされています。
山鉾が立てられている期間中は
古今東西の様々な染織品を布目まで見えるほど間近で見る事ができますよ。
今日から多くの山鉾で見学、搭乗拝観が始まっています。
こちらは夜だけでなく、昼間にも見学、拝観可能です。
山鉾によって公開時間、期間がことなり、また条件付き拝観の山鉾もありますので
事前に時間など確認してみてください。
京都の夏最大のイベント、ぜひ浴衣で楽しんでくださいね。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
レンタル着物岡本 祇園店 大谷